NTTサラリーマン貯蓄仙人からFIRE

とあるNTTグループ会社からFIREするまでと、その後

新しい投資商品のワナを回避【参考書籍:影響力の武器】

FIREをするためには金融資本からの収入を得る必要があり、株なり不動産なりなにがしかに投資をする必要があります。

株式であれば広く分散されたインデックスファンドが一般人にとっての最適解であるということが判明していながら、手数料が高かったり詐欺まがいな新商品が生み出され続けています。

株式投資の基本事項については以下の記事をご参照ください。 mikakafire.hatenablog.com

売り手の会社側の立場からするとインデックスファンドを売っても儲けが少ないために、AIとかバズワードを付けたり、あの手この手で買い手が損をする商品をお勧めしてくるわけです。

投資をしているつもりが、ゴミ商品を掴まされてしまっては、むしろ資産は減ってしまいます。

ワナを回避するために知っておくべき人間の特性を『影響力の武器』に書かれた内容を参考にみていきます。

返報性

人は何かしてもらうと何かお返ししなくてはと自然と思う性質があり、それが返報性です。

 

返報性のルールを悪用する者への対策は、他者の全ての親切を断ることではないと書かれていました。

そうすると、本当に善意での親切まで拒絶してしまうことになるためです。

 

最初の善意は受け取りつつ、計略だと分かった瞬間にお返しは無用だと判断できるように構えておくことが肝要とのことです。

コミットメントと一貫性

人は過去に自分が決めたことに判断を引っ張られやすいです。

その過去の判断が誘導されたり騙されたりして出たものだったとしても。

 

時間を遡れたとしても、同じ判断をしただろうかと振り返って考えることが肝要と書かれていました。

 

承諾の決定に際して、頭では騙されていないと思っていても、胃や心の奥に違和感が出ていればそれが警告のサインとなり気付きが得られるとのことです。

社会的証明

不確かさが強くどのように振舞えば良いか分からないとき、人は他者の行動を参考にして自分の行動を決めがちです。

特に自分に似た人の行動を真似しがちです。

素人を使った青汁のCMとか映画の感想とかは、視聴者が同類と感じやすい人を使った例だと思います。

 

銀行の取り付け騒ぎが起きた原因を探ると、銀行の前に人だかりが偶然できていたのを取り付け騒ぎだと勘違いした人がいて、周りの人もつられて引出しに押し寄せたためだったという事例が紹介されていました。

イレギュラーな事や緊急事態であるほど、他人の行動に無暗に追従することがないように気を付けることが肝要です。

権威

人は実態ではなく権威に反応してしまいます。

肩書き・服装・自動車が3つのシンボルです。

詐欺師ほど身なりがしっかりしているというのはアルアルですね。

希少性

チョコチップクッキーの実験で、数の少ない物の方が価値が高いという回答だったが、味の違いはなかったという回答だったというものが紹介されていました。

味は同じなのに価値が高いとは一体?

 

人は同じ使用価値でも希少だというだけで不当に価値を高く感じてしまいます。

数量限定、期間限定、タイムセール。世の中そんな罠だらけですので、気を引き締めるのが肝要です。

手っ取り早い影響力

人は情報が多すぎて何も決められない状態になったとき、単一の特長に注目する特性があります。

例えば、有名な俳優がCMしているから良い商品に違いないと思ってしまう等です。

 

素早く判断するためには優れた処理方法になりますが、それを他人に悪用されることの内容気を付けるのが肝要です。

判断材料としている特徴は、誰かに誘導されたものではないか?と疑いましょう。

 

人間心理を学ぶのに役立った本

騙されないようにするために人間心理を学ぶのに役立った本を他にもご紹介します。

まとめ:新しい投資商品のワナを回避

『影響力の武器』に書かれている人間の特性と、それを悪用した世の中のワナに関して見てきました。

人間の特性は変わらなくとも、知っていればワナは回避できると考えますので常々気を付けたいものです。

全ての事項を暗記しておくのはきついですので、私はたまにこの記事を読み返してワナに嵌っていないかを定期的にチェックしていきます。


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